2019/6/14 「具体と抽象」はデザイナーも使っている?
私は今回梅本周作さんの飛田ゼミワークショップに参加させていただきました。これが私にとって初めてワークショップ参加となりました😆とても緊張しました。ですが、同じ班の飛田ゼミの皆さんがとても優しくて積極的に意見が出すことができました🙇♀️同じ班だった方にとても感謝しています。
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はじめにUIとUXの関係についてとてもわかりやすい図を示してくださいました。
ーーUIーー
アプリを知る → 使う → 生活に戻る
ーーーーーーーーーーーUXーーーーーーーーーーー
UIとはユーザーインターフェイスの略。ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のこと。
一方で、UXとはユーザーエクスペリエンスの略で人工物の利用を通じてユーザーが得る経験のこと。「ユーザー経験」、「ユーザー体験」。
UIとUXの違いが文字だけでなく図になっているととてもわかりやすく、見ただけでわかる。
<梅本さんのUXデザインの定義>
ユーザーの体験をどうするか設計し、それを具体てきなプロダクトやサービスにするまでの一連のデザイン活動
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次にUXデザインの事例を挙げていただきました。
まずクライアントUCCホールディングス株式会社からオファーがくる。
内容は新規事業を考えており、その事業がユーザーからニーズがあるか検証しながら進めたい。そのため、作りながら進めるプロセスでデザインパートナーを担当してほしい。
<これをクリアするために必要なこと>
・プロセス設計❶
・サービスニーズ検証❷
・検証イベント開催❸
・サービスコンセプト立案❹
・UXデザイン❺
・ロゴ提案❻
社内アンケート調査
↓
9象限セグメント
↓
as is ストーリーボード作成
↓
ペルソナ作成
↓
to be ストーリーボード作成
私はユーザーの体験がどのような手順で作り上げられていくのか知らなかったのでとても興味深く感じました。
具体と抽象
表層 情報を示す
ビジュアルデザイ ビジュアルの設計❻❼
骨格 構造の理解を促す優先順位や
UI 配置の設計❹
構造 コンテンツや機能へ導く❸
情報設計 全体構造の設計❶
要件 目的を達成する
コンテンツや機能の設計❼
戦略 サービスの目的や
利用者のニーズを設計❷
私は梅本さんが提示してくださった具体と抽象の図を具体的に理解するためにUXデザインの事例の手順をこれに当てはめてみました。❺は梅本さんのUXデザインの定義だとこの具体と抽象の全ての流れを指すと思いました。また、手順はだいたい戦略から表層にかけて抽象→具体に進んでいくのかなと思いました。
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その次はグルメアプリを2つ比べてみてそこから戦略を読み解くということをしました。
まず、食べログとRettyの表示で異なる点を考えました。
店の評価を星の数で表す
掲載されている店の件数が多い
Retty
実際に行った人の口コミ
予算が表示される
私は上記のように考えました。
実際は
<食べログ>
「失敗しないお店選び」がコンセプト
特長
・日本最大級の店舗のデータベース
・ユーザーによる多様な口コミ
<Retty>
「Bestなお店が見つかるサービスを」
特長
・みんなの感動が集まっている
・自分と好みが近い人から探せる
・信頼できる情報だから安心できる
私は食べログはよく使いますがRettyは使ったことがなくこの特長だけ見るとRettyは口コミ重視なのはわかるが食べログの方が口コミ数が多いから食べログの方がいいのでは?と思いました。しかし、Rettyは食べログよりも評価する人に注目しており多数の評価ではなく知っている誰か、あるいは好みの近い誰かからレストランを効率的に探すことでより感動ができるのだと思いました。また、このように分析してみると一見口コミを両者とも強調していて同じように見えるものが実は違って、そこでそれぞれ差別化を図っていると分かりました。
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<情報設計>
戦略をUIに落とし込むためには情報を読み解き、構造的に設計していくことが大切。
今回のワークショップでは50枚の犬のカードの初心者キッドを使って情報設計に必要な「視点」について学びました。
<情報設計のプロセス>
情報を組織化する 具体
↑
情報を分類する ↑
↑
情報を分解する 抽象
🐖
まず過去に自分が体験した犬との思い出について書き出して班の人に発表しました。
次に20種類の犬のカードから共通する点、違う点を探しそれをもとに犬の〇〇つながりという分類軸を思いつく限り書き出しました。
見えていることと、見えていないことに気をつけて書き出しました。
見えていることはすぐかけますが見えていないことに気づくのは難しかったです。他の班は触り心地の違いを書いていたりして、もっと実際に犬と触れ合う想像をすればよかったのだと思いました。
分けることは、「わかる」ための第一歩
・分け方によって、うまれる「意味」は全く変わる
・人の「利用頻度」でも、分類を使う際の違いがある。例、初めて使うサイトでは判断材料が少ないため自分の過去の手がかりを使う。
利用頻度ではないが犬を飼っている人と飼っていない人とは関わる頻度が違うため見えていないことにより気づくのではないかと考えました。
🐖🐖
私たちは犬カフェをオープンするために50種類の犬を購入しました。資金はふんだんにあります。
1,誰をターゲットにするか
2,私がそのカフェでお客さんに提供しようとしている体験はどのような体験か
3,そこで犬をどう分類するか
ここでわたしは
ターゲット 犬が死んでしまった人 と 超愛犬家を発案しました。
犬が死んでしまったらまた犬を飼う人もいるが高齢者になっていたり、環境が変わって飼えなくなってしまった人をターゲットにしようと考えました。
超愛犬家は犬が好きすぎて犬の気持ちを知りたくて「いぬのきもち」の本を読むだけでは飽き足らずもう自分が犬になってみて犬を感じたい!という人をターゲットにしたらどうかと考えました。
🐖🐖🐖
この上の🐖🐖のアイディアから1つ選ぶ。
私たちの班は、[犬体験型カフェ🐩] in中洲
大見出しの切り口は左から順に
同じ食事🍽 犬小屋で一緒に寝る 共に遊ぶ
となり、
小見出しの切り口は
上が性格が協調性がある、下が性格が気性が荒いとなった。
同じ食事は犬も人間も美味しく食べられるドックフードを提供。
ただ一緒になるのではなく犬の寝床、つまり犬小屋で一緒に寝るサービスを提供。
共に遊ぶはただじゃれ合うわけではなく、犬になりきって遊ぶ。犬の格好がしたい人は犬のような格好をすることができるサービスを提供。
🐖🐖🐖🐖
ペルソナを設定する。
アイデアで想定したターゲットを元に具体的に存在しそうな「人」を仮定する。
他の班の犬カフェは
彼氏彼女診断ができる犬カフェや犬を飼えない人のための犬カフェin団地や出会いを求める男女の犬カフェなどがありとても面白かったです。
犬との接し方で彼や彼女の母性をみたり、犬を男女で散歩させながら会話するプランがあったり大見出しがすごく具体的で良いと思いました。
情報を設定するにあたって考えなければならないこと。
・誰に・ユーザーの特性、志向、気持ちを理解する
・何を・ 喜んでもらえる 提供価値を理解する
・どのように・どういう状況で使うのか理解する
それらが決まって始めてワイヤーフレーム(画面の要素配置)が描ける。
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情報アーキテクチャとは、
「情報をわかりやすく伝え」、
「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術
情報をわかりやすく伝えるために情報を設定することが大切だと分かりました。
自分の意見が班の発表で採用されたことはとても嬉しかったです。もっとインパクトのある内容の班がたくさんあってすごいと思いました。わたしの中で大見出しで納得のいくものは犬も人間も美味しいドックフードだけかなと思って、もっと具体的で犬の体験に特化した大見出しが良かったと思いました。今回のワークショップでUXの事例や、手順、具体と抽象から成り立っていること、そしてそれは情報を設定することにつながりそれが情報アーキテクチャになるのだと分かりました。ワークショップに参加して他の人の意見が聞けたことが一番刺激になったし楽しかったです。
このブログは出すのが本当に遅くなってしまい、それが一番の反省です。
「何かに参加するときに問いを立てて臨み、振り返り、気づきを記録し、また新しい問いを立てて、次に自分が何をするかを考える。」
先日の先生の言葉はすごく大変で難しく、でもとても大切だと思いました。
今回のブログは記録になっているなという感じなので次回はもっと問いたいです。